3D CGモデリング

  様々な手法による3Dポリゴンモデルに取り組んでいます。

  映画などで使用するCGアニメーションのモデリングと一線を隔し、3Dデータ自体が形状の本質を表現できるようなも

  のにすることを目指しています。それによって、今後注目されるであろう「3D図鑑」への応用などを見据えています。

 

現在取り組んでいる仕事のひとつです。

CTスキャンやMRIのデータを元に、解剖学博士の監修を受けながら、今までに無い精密な人体の3D化に挑戦しています。

今秋を目処に、骨から順次販売していく予定です。

 

狂犬病対策従事者に提供する犬の解剖シミュレータのモデルです。

このモデルからRP装置によって実物モデルを作成して販売しました。

頭骨をノコギリで切断し、狂犬病診断に必要な脳組織を取り出すまでの一連の流れを習得するため、頭骨パーツは換装して何度も使えるように工夫しました。

 

インプラントパーツの精密モデルです。

何百種も販売されているインプラントの部品を主要部分から3Dデータにしてデータベース化する試みのひとつです。

インプラント手術のシミュレーションや論文画像などに使用できるオープンソースを目指しています。

 

電子顕微鏡の連続切片を3D化する取り組みのひとつです。

これはランの一種の花粉を3D化したものです。

 

走査電子顕微鏡と透過電子顕微鏡の撮像を元に、内部構造を含めて3Dデータにしています。

 

上と同じ手法で作成したシクラメンの花粉です。

内部には、成長核、栄養核、ミトコンドリア、脂質などの組織を備えており、断面を見ても構造が学べるようになっています。

同走査電子顕微鏡写真です。